British Lions 2001 Players Issue by adidas

・・・本物です


Spec

 


 

入手


と言う訳で、本物である

本重箱開設のきっかけとなったLions問題であるが

従来画像や映像とレプリカ実物にて学術分析を行った来たが

遂に本物を得て正解が判明したので下記にて学術分析を行う

 

本品は恐らく試合で使用されなかったMサイズに選手がサインを入れ

その後にどこかで額に入れ展示されいた物である

その為、額内の固定に使用した紙テープの跡が所々残っている

ただ、盗品等では無いので名誉の為に明記しておく

 

 

学術分析


さて「本物の仕様や如何に?」

早速学術的な分析を行う

脇が搾ってあり、裾に向かい広がるデザインは

AB's/adidasと同じ


(左)2002 (右)1999/2000

全景

Mサイズの為にエンブレム類が大きく見え

又、寄っているように見える

adidasロゴ、エンブレム共に刺繍糸の密度の高い高レベルな作り

ntlスポンサーのこの素材はレプリカと同じ

タグは首にそっけない作りのタグが一枚のみ

38/40でMサイズ(日本だとL)、胸囲は38インチ(97cm)

当然の事だが一度も洗濯をしていないので文字がクッキリしている

裏には洗濯とMade in Italy!

そう、このタグは同じくItaly製のAB's2002と同じである

又、仕様等も類似点多いので下記にて追って紹介する

襟部分ももちろんPoly製、生地の赤い部分もPolyなので発色が良い

ボタンはロゴ入りの物

1999AB's/adidasで始まり、本2001Lionsで終了した胸Latex (Kooga等はその後採用)

これが最終形と言う事になる、AB'sと違いスポンサーが入るのでその部分だけ切れている

細い三角錐状に体側に3本、脇の下に1本入る

つや消しの「ボチボチ(Dot)」で、厨房の床の様なわりにクッキリした凹凸

又、これはAB's1999/2000と比べても塗布パターン、Dot自体の作りも全く違う

Lions2001が最終形なので単純に判断出来るのは、広い面積にLatexがあると「動きずらかった」と言う事なのであろう

1999はつや消しではあるが、凹凸は薄い

2000はてかてかの作りで凹凸はドーム型

ラグラン部分は2重に縫製

テープは1本づつ縫い付けられている

(黒く残っているのは紙テープの跡)

体側ラインはやや湾曲している


裏地


と言う訳で、裏地であるが

裏返す事で色々な事実が判明した

裏返すとラグランラインが特徴的

スペアボタンはこの位置、襟部分は「四箇所止め」でかっちり作ってある

ラグランラインはテープで補強してある

この作りは、翌年のAB's2002(同じくイタリア製)にも継続

又、肩には3本のラインが縫い付けられているが

何と2番目のラインの部分で別生地縫製されている

つまり、ラグラン袖部分はご覧の通り分割されているのである

その為、良く見ると肩口と袖先で

角度が変化している

これはレプリカには出来ない芸当である


サイン


本品は管理人には無用なサインが入っている

正直、誰のサインなのかは

数名を除き全くわからない

英語圏の人間はこれを見ればすぐ分かるのであろうか??

の気がするが Mamoooとは? ベムベラベロ?

Scott?クイネル? n/aは利用不可?

Henderson以外はあてずっぽう

2001 British and Ilish Lions Australia Tour Squad
Jason Leonard (Harlequins and England),
Darren Morris (Swansea and Wales)
Tom Smith (Brive and Scotland),
Phil Vickery (Gloucester and England),
Dai Young (Cardiff and Wales)
Phil Greening (Wasps and England)
Robin McBryde (Llanelli and Wales)
Keith Wood (Harlequins and Ireland)
Gordon Bulloch (Glasgow and Scotland)
Dorian West (Leicester and England),
Jeremy Davidson (Castres and Ireland)
Danny Grewcock (Saracens and England)
Martin Johnson (Leicester and England, capt)
Scott Murray (Saracens and Scotland)
Malcolm O'Kelly (St Mary's College)
Neil Back (Leicester and England)
Colin Charvis (Swansea and Wales)
Lawrence Dallaglio (Wasps and England)
Richard Hill (Saracens and England)
Scott Quinnell (Llanelli and Wales)
Simon Taylor (Edinburgh and Scotland)
Martyn Williams (Cardiff and Wales)
Martin Corry (Leicester and England)
David Wallace (Munster and Ireland)
Iain Balshaw (Bath and England)
Matt Perry (Bath and England)
Ben Cohen (Northampton and England)
Dafydd James (Llanelli and Wales)
Dan Luger (Saracens and England)
Jason Robinson (Sale and England)
Tyrone Howe (Ulster and Ireland)
Mike Catt (Bath and England)
Will Greenwood (Harlequins and England)
Rob Henderson (Wasps and Ireland)
Brian O'Driscoll (Blackrock College and Ireland)
Mark Taylor (Swansea and Wales)
Scott Gibbs (Swansea and Wales)
Neil Jenkins (Cardiff and Wales)
Ronan O'Gara (Cork Constitution and Ireland)
Jonny Wilkinson (Newcastle and England)
Matt Dawson (Northampton and England)
Austin Healey (Leicester and England)
Rob Howley (Cardiff and Wales)
Andy Nicol (Glasgow and Scotland)

 


比較


最後に管理人が「最も似ている」と評価したUKを中心に発売された

UK-verとの比較を行ってみる

ただ、一目瞭然の感はあるが・・・

 



市販レプリカ(表綿、裏Poly)

選手用本物(Players Issue)

2XL

38/40 Mサイズ

市販想定なので、装飾のロゴタグ付き

非売品の為そっけない

襟付け根は雑巾縫いで1.5in

襟付け根は「回」で1 5/8in

もちろん同デザインだが、金の枠線や刺繍糸の密度は本物に軍配

上のライオン、金の枠線共に本物には勝てない

密度が高いので文字もデザインもくっきり

EnglandローズとIrishクローバーに注目

まぁ、この程度の差なのだが

これもaやdの丸い部分に注目

やはりこちらに軍配
肩ラインは全く別物

何故レプリカはこの部分似せて作らなかったのか疑問

こう見ると

差は歴然

ラグランラインは裏で重ね縫い
裾からのラインはゆるくカーブ

ラグランは裏テープ補強で2重縫い
裾からのラインは鋭角にカーブ

肩裾ラインは直線

肩裾ラインはやや湾曲

この部分は恐らく同じ

ただ、Poly生地の方が食いつきが良い

手前のレプリカは綿製の襟、後の本物はPoly生地の襟
ただ高さはほぼ同じ

裏地

Mなのでエンブレム類が大きく見える

綿製襟前立ては1 5/8in

Poly製襟前立ては 1 6/8in

肩は1枚生地にライン縫い付け

肩はライン補強に、パーツ分割

ロックミシン

テープ補強、縫い目が綺麗

体側ラインでパーツ分割

本物はラインを上から縫っているだけ

縫い目はこんな感じで、まぁレプリカとしては並

イタリアの高いレベルでの縫製
■総評■

 

ただ、一言

これがXXLであれば、どんな苦労をしてでも

紙テープを剥がし、サインを消したであろう。

うーむ

 

 


反ポリシー

『服は着てなんぼ』

これは、どんなに貴重でも、どんなに有名人が着たものであろうと

変わらぬ管理人のポリシーである

理由はシンプル

服は着る為に作られた物、道具である事

又、自身それを売り儲ける気が全く無いので

着る事により「価値が下がる」云々は関係無いのである

ただ、残念ながらこれは小さすぎて着れない

長年の疑問点を解明する学術的資料として

かなりの資金をつぎ込みこれを購入したが

調査を終えた今

管理人が着る事の出来ない本品は悩みの種なのである

つまり、持っていても仕方無い・・・

確かに所有し続ける事で、今後の学術研究の資料にはなるので迷うが

今回かなりの資金を投じた購入価格の回収が出来れば売る事にした

つまり管理人の購入価格が下限で

それ以上のオフォーがあればその方に売却する

2007/1/31迄に私に購入希望価格と共にメールにて申し出て頂ければ

交渉に応じる次第

複数名の申し出ある場合は、「1/31締切の入札制」として対応を行う

 

ただ、余りに低額なオフォーはご遠慮願いたい所

価格は仲介した方々に迷惑がかかるので明記出来ないが

管理人自体、「50インチ位の液晶TVを購入する為の資金」をこれに投じた次第

それが赤シャツに変わり周囲からは非難ゴウゴウ罵詈雑言・・・・ 我ながら酔狂な事だと思う

管理人の様に着る事を目的とする方は少ないのであろうと思う

ただ、これ自体元々額に入れ展示されていた物なので

下記のラインで折りたためば

また展示する事も出来る

上記平面図は実際斜め後から立って撮影している為に若干ゆがんでいるが

イメージ的にはこんな風になるはず

 

 

06/12/31


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