99-97 Blues and Hurricanes Home by CCC

管理人の嫌いなArtで左右非対称!


Spec

Bulues Hurricanes
  • メーカーとサイズ :CCC/XXL
  • 素材と生産国 :35Cotton/65Polyeste、マカオ製
  • 入手先と価格 :ebay UK £10
  • デティール :セットイン半袖
  • タッグ :首に2、内脇腹に1
  • メーカーとサイズ :CCC/XXL
  • 素材と生産国 :35Cotton/65Polyeste、NZ製
  • 入手先と価格 :ebay UK £5
  • デティール :セットイン半袖
  • タッグ :首に2

 

管理人の嫌いな「Artで」「左右非対称」のこのデザインであるが

この2着に関しては、この2枚の画像

下記のウマガとMジョーンズの画像が非常に印象的であり

実は長年気になっていた2着であった

胸に筆で書きなぐった様な「ハリケーン」を纏うウマガと

鎖帷子の様な肩デザインでまさに肩から当たろうとしているMジョーンズ・・・

学術的なデザイン的は評価しないが、非常にインパクトはある

不思議な物で、ほぼ同時期にebay-UKより落札

玉数は少ないが、この時代のS12物はUKでは格安

ただ、管理人自体アートで左右非対称が嫌いなのは変わらない

ただ、このCCCの2代目S12シリーズは「既存概念を打ち破ろう!」と言う気迫の感じられるデザインでもある


参考資料:「初代」

事実、この時代の北半球は

まだまだ保守的であり、旧アマクラブのボーダーデザインを「どう見栄え良くするか」であったと思う

それを思えば、伝統デザインを大胆に作り変えてしまったこのシリーズは

ある意味Rugby Shirt/Jerseyのデザイン革命であったとも言える

又、長袖の設定が無いのもこのシリーズからであった気がする

そしてまぁ、確かにこの手の物と同一視するのもどうかとも思う

これからはこれらの非学術的なデザインと

今回のデザイン革命物とは

分けて考えたいと思う

 


まずはBlues

袖のエンブレム、レプリカは片方だけと言うのはこの頃からの法則

スポンサーがずっとFordなので、比較の対象になりやすい

CCCロゴは生地に編み込み、Bluesロゴは直刺繍

2000より現在のロゴに変更

生地は混紡生地

XXLで54インチ(137cm)と大きめなXXL

Fordロゴはラバープリントだが

綿混紡生地に良く馴染み、ひび割れの心配は低い

裾下にTEMEXロゴ

両脇にタグとロゴがある

ミニタグは縫いつけだが、裾下の物は同じく生地の編み込みでになっており手編みセーター風

この時代はTEMEXだが

現在はTECHTEXとなっている

まぁ世界の多勢には何の影響もしない

やや厚手の生地で文字通り糸を編んであるので、裏地(裏糸)は別色

現在の「その色の生地を縫い合わせ」たり「プリント加工で処理」する訳では無い「面倒臭い」加工であるが

これはこれで味がある

袖には"U-BIX"のS12ロゴ

これも良く馴染んだラバープリント

CCCお馴染みの「脇三角」のセットイン

襟部分は従来の綿100%の厚手生地が使用されている

ラバーボタンはロゴ入りだが、襟前立ての幅が計測の所2.5cm(1inch)とかなり広い

 

首裏にもFordロゴ

 

裏地である、この様にまさに裏と言う感じである

脇三角加工が良く見て取れる

エンブレムは直刺繍で、ご覧の通りNZ襟の前立てがかなり広い

最後になったがこれはマカオ製である

マカオ製CCCは管理人は初めて


 

 

 

続いてハリケーンズである

同時代の物だが実はやや細部が異なる

たまたま、同時期に2着落札しなければこの際に気付かなかった事だろう

ご覧の通り上半身表裏に渦巻くハリケーン!

高名な書家の大胆な筆跡にも見える

全景

CCCロゴは編み込みで、エンブレムは直刺繍

Bluesのマカオ製に対し、HurricanesはNZ製

ただ、生地の混紡比は同じ

全く違うのがサイジング、同じXXLでありながら

こちらは50インチ(127cm)とマカオ製CCC/Bluesと10cmもの差がある


実は、このNZ製Highlanders XXLが同じサイジング(生地は別で非TEMEX)

Fordロゴはラバープリント

実はNZ製は、縁に薄く透明な部分の残る加工だが定着度は良い

ラバーボタンはロゴ入り、前立ては2cmと標準幅

同じく右袖のみにS12エンブレム

マカオ製ともちろん同じデザインだが、これも縁に透明な部分がある

黄色と言うよりは「からし色」のTEMEX生地

初代adidasはGoldでややWallabiesを想起させたが

昨今のYellowよりは、このからし色の方が文字通り「味」がある

生地は同じくTEMEX

マカオ製Bluesと違いミニタグは無い、又編みこみのロゴもやや小さい

裏糸は黒で妙な迫力

首裏にもやはりFordロゴ

ハリケーンのデザインがややデジタルチックな事で、全て編み込みデザインである事が見て取れる

ボーダーの様な直線デザインには強いが、この手の自由なデザインには対応が難しいが良く頑張った

カウチンセーターの様な出来具合が○

裏地は黒と言うか、ダークグレー

エンブレムは直刺繍

同じく、脇三角なセットイン

 

襟部分は綿100%生地で非常に堅牢な作り

裏地はこんな感じでBirds eye状


比較コーナー

まぁ避けては通れまい

Blues
Hurricanes
前述の通り、同時代のモデルの為仕様が同じはずだが

やや異なる部分があるので下記にて分析する

2XL

同じく2XL

54インチ(137cm)

50インチ(127cm)

ポルトガル領マカオ製

本家本元NZ製


重ねるとこれだけ違う

1.5サイズ位の差異である



このてん、入手後で無いと分からぬ所


生地混紡比は同じだが

着用感はPolyと言うよりは綿と言う感じ


どちらもTEMEXであるがロゴは大きさも場所もかなり違う

仕様が統一されていないのが見て取れる

NZ製にはTM表記(商標登録)がきちんとあったりする

ご覧の通り、ミニタグはマカオ製だけ

 


裏地は別色

同じく別色でやや有難味あり

やや前立て短めのNZ襟

こちらは前立て黒で視認性一体化

何故か2.5cmの太い前立て

2cmの標準物

ロゴ入り

ロゴ入り

ともあれこの2着

これらの画像がきっかけとなり、とうとう入手してしまった

丁度10年前位のデザインであり

今の時代と比べると隔世の感がある

10年間でこれだけ大きな変化があった訳であるが

今回の様にふと振り返ってみると

10年前の物に存分にその良さやRugbyらしさを見出す事が出来る

06/10/29


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