SouthAfrica01-03 Home Authentic by Nike

念願はいつか叶う物!


Spec

 


参考文献:
01-03 Whay's going on!? 3種の南ア01-03 01-03 Home by Nike

前文



ebayは非常に楽しい

稀に自分の捜していたモデル非売品のAuthentic

すました顔で出品されているからである

それが、捜していたAuthenticだったら

それはBestである

先日念願叶い、南アの01-03Authenticを落札した

価格は何と£15(\3,000弱)!これだから楽しいのである!

まだかまだかと気をもんだが

UKからくしゃくしゃの茶封筒が1ヶ月以上もかかり我が家に到着した

開封すると、くしゃくしゃの緑のShirtが・・・

うーむ・・・ これこれ!

 

2003にTwickenhamのRugby Museumで展示の本物を見て以来のご対面!

本物は首袖のラインが太く安定感がある!

そして今迄、悪夢の様な3種の陳腐なレプリカで裏切られ続けた期待は

1着の本物がメデタク応えてくれたと言える

*上記3種は皆、正真正銘のNike製レプリカ・・・

両脇の若者が着ているのは、残念ながら前立てが緑で学術的には・・

には・・ には・・ 庭には・・ 二羽の・・・

あっ えっ あれー?!



これの真似か?

管理人はWallabieファン・・・


本品紹介

では、感激の本品紹介を行う

見ていて安心のDetail

今迄は見ただけで即座に「○○の角度が違う」「△△の位置が上過ぎ」「××の色が違う」

と気づいてしまっていたが(病気とも言える)、これに関しては本物なので当然ではあるが

本当に安心して見ていられる

非売品サイズXXXL(3XL)のポルトガル製

胸囲は、まぁ27インチ(実寸54インチ=137cm)

3XLは管理人が着るとこんな感じ

上半身全景

スオッシュと旧1996-2004エンブレムは直刺繍


2003に現行のエンブレムに変更されたが、既に懐かしい気がする

これも「旧」が付く、旧メインスポンサーのCastleLagerはラバープリント

*現在も同社はNo1スポンサーでは無いが、SAのスポンサーである

襟の前立ては、安心の黄色(現地ではGoldと呼ぶ)

付け根の処理は無難ではあるが、実はこの部分レプリカは別処理(後述)

ラバーボタンは2つ、共にロゴ等入らない汎用の物

又、この襟裏がGreenなのがこの01-03モデルの特徴である


*RWC直前のTriNationsから現行エンブレムに変更

 

袖には南ア国旗

直刺繍なので袖の部分なので曲がり癖が付きやすい

*ちなみに国旗はこの前の99-01モデルからレプリカにも登場

「そうそう!この角度!この角度!」と学術的に文句の無いGoldラインはポリニットで

デザイン性だけで無く生地の縫合部分の上から縫いつけ補強の意味合いもある

前1999モデルからこのモデル迄Nikeが採用していた、背中に湾曲ラインが出るパーツ分割

袖裏と背中のパーツ分割部分は、表と同様にテープで補強(グリーン)

これに関しても後述

 

裏話

 

 

と言う訳で、裏面はPolyesterである(これに関しても詳細後述)

刺繍裏、特段刺繍の目が細かい等の特別仕様は無く平均点

前立てはGold!付け根の処理は無難な物

生地パーツは表に織り目を出して、テープで上から隠し

裏はこんな風に生地の端は出ない状態で縫合されている

見た目は綺麗で、肌触りも良い



普通は、生地の端同士をロックミシンで「かがって」いる
決してこの処理が手抜きなので無く
Nikeの処理が「特別手をかけている」と見るのが正しい判断

サッカー界ではadidas、Nikeが最新技術としてこの縫製部分を「張り合わせ」で処理し
軽量化と競技者にComfortable(着心地の良さ)を提供している

背中の湾曲の部分は特に念入りに縫製している

既出ではあるが、タグの表裏

一応Dri-Fitの扱い・・・ 後述するが旧タグのEngland01-02のAuthnticにはこの表記が無い

裏にもテープの部分に縫合があり、裾下にはタグが縫い付けられている

Euroの各国表記で書かれた物で、二枚もあるがこれは法の要求する所なのか?

一枚目の"Nike Europian Operation Netherland BV"が気になる所

無理やり和訳すれば「ナイキ在オランダ欧州統括運営本部株式会社」と言う所か?

つまり統括した運営を行う組織で、ここを中心にRugby物等が販売されていると考えられる

一番上が英語表記だが、この程度の英語ならEuro圏ならどこでも問題無いのでは無いか?

2枚の大きな洗濯素材タグの下に小さなタグがあるが

このNoは首タグの物とは連動していない

首が製品Lotで、内脇腹が商品Lotなのかもしれない

表裏の素材の違い

質感の違いが分かるであろうか?

表が綿、裏がPolyesterである

因みにこのパターンは一時期のadidasレプリカ同じ

 

 


レプリカとの比較

 

 

 


Authenticが唯一無二であるので、比較とは如何に?

と言う感じだが、今回Authenticを手にして

「見逃していた事実」や「仮定の確証」等が出てきたので一項を設けたい

と言う訳で

左が01-03レプリカのスリランカVer-右が今回の01-03 Authentic

このなんか変だよEngland半袖で問題を提起し

同じ組合わせのEngland01-02のレプリカとAuthenticの比較でも検証したが

まず首から袖先のラインの角度が全く違うのである

又、2003年1月発売開始のスリランカ製のSA、England、Franceの各半袖レプリカは

ご覧の通り、袖のカッティングやパーツ形状、太さ長さが極めて不適切である



この袖は明らかにオカシイ、明白な設計ミスである

ラインの幅が違うのは事前に判明はしていたが計測の所・・・


*細いのはレプリカ、太いのはAuthentic*

レプリカが0.5インチ(13mm)、Authenticが4/5インチ(18mm)

と思った程、実寸の差は無かったが、視覚的には見て取れる大きな差である

次に襟の付け根である

唯一襟前立てが正確なスリランカVerなので、どちらも前立てが黄色ではある

しかし、付け根はこんな感じで

レプリカの方がやや有難味を感じる

又、背中の湾曲の度合いも全く違うので

全く別の型紙から起こした別物と言う事である


・・・で、ここで気づいた事が1点

今まで管理人が「ノーマーク」だった点である

レプリカは背面のラインが黄色で、Authenticは同色の緑なのである

この点、本重箱では指摘をしていない新たな事実である

別の言い方をすれば、管理人の学術的な分析力が甘いと言う事でもあり

この点は素直に反省

確かに、レプリカは2001夏に当初左の絵でリリース開始が行われ

そのまま背中のラインが黄色のまま販売開始

方や、本物には確かに黄色いラインが無い

確かに背中に黄色のラインは無い

今まで何故気づかなかったのだろう・・・

 

で、袖先処理も違う(これは次項後述)

余談だが、レプリカは明らかな設計ミスと言い切れるのは

管理人自体もユーザーであるから、そう断定出来るのである

それは袖が太くて短いので、普通に着てもワキ毛が見えてしまうのである

とても適切な構造とは思えない

もちろん本品を含めたAuthnticは少なくとも肘迄筒状の袖が付いている(当たり前の話)


England Authenticとの比較

 

 

 


これに関しては、Authentic同士なので意義もあろうかと言う所であるが

この両者同じ01-03なれど、実は世代が違うと言うのが1点

2点目は今まで提唱してきた事が根底から覆されたのでその訂正

と言う具合である

管理人の様な南ア/Englandファンには至福の光景

何しろ、この両方のAuthenticを合計\8,000程で入手出来たのであるから

 

どちらもNike01-03モデルのAuthenticである

左England 01-02Authentic - 右SouthAfrica 02-03Authentic

と正確に年代を刻んでみた

Englandは胸スポンサーが"BT Cellnet"の頃のモデルなので

2002 SixNations迄使用されたモデルである(その後同じモデルでスポンサーがO2に変更)

南アが本モデル時01-03中、後半の02-03であると断定出来る決め手

首タグである、Nikeの首タグはこの時期に変更されているのである

右の南アに付いているタグは2002以降の新しいタグである

又、前述ではあるが南アのタグにはDri-Fitの表記がある

*Dri-Fit・・・Nikeのハイテク素材の名称


(自コレクション)確かにNikeは1998頃から、この商標を使い始めたが・・・

構造が同じでありながら、EnglandはDri-Fitで無いとは

随分と一貫性の無いDri-Fitである


次は「提唱してきた事が根底から覆された」重要な訂正である

重箱ではNike01-03の選手着用のAuthentic(England、France、南ア)に関して

当初は「Poly製の疑いアリ」としていた



それは完全に綿100%と視覚的に確認出来た前モデル(99-01)

に比べ、スタジアムの照明やカメラマンのフラッシュに照らされ光っており

シワも綿には出にくい直線的なシワが多かった為である

ただ、それはEngland Authenticを入手した段階「半分正解」である事が実証された

つまり、表面はPolyesterで正解

しかし裏地と襟、袖先は綿製だったのである


それ以降、当重箱では01-03Authenticは表がPoly、裏は綿と言う見解を取っていた

が、しかし賢明なる諸兄は既にお気づきかもしれないが

今回の南アAuthenticは表裏の素材が全く逆なのである

 

これに関しては

「Nikeが01-02と02-03で素材を変更した」

のか

「南アだけは別素材だった」

だったのか調べる事は物が基本的に非売品だけに非常に困難

肉眼で確認するのも、うーむ余り当てにはなりそうにない

しかし、こう実物が目の前にあると画像を見ても

前記のEnglandは表生地がPolyに見え

この南アは表生地が綿に見えてはしまう


ただ最終的に、確固たる事実として2種類の素材が存在していると言う事である

これが、提唱してきた事が覆り、訂正すべき事実である

 

又、素材表記も微妙に違う

Englandは61% Polyester/ 39%Cotton

南アは50/50

実際、裏と表の違いだけなのだが、これもやや解せない所

 

 

最後は雑学である

先程のレプリカとの比較で、半袖の先のこの違いを指摘した

つまり、レプリカには変な生地のパーツが付いていると・・・

実はこれ、長袖のEnglandを見ると分かるのだが

実際に存在しているパーツ割なのである

赤い生地を体側に使用しているEnglandと、そうで無い南アと言う違いもあるが

とにかく南アの半袖のAuthenticには無い部分ではある

となると、Englandの半袖のAuthenticはどんな袖先だったのか?

これも不明である

 

 

Authenticはレプリカに比べてやや長め

Nikeはadidasに比べて裾が長め

式にすると

NikeAuth>NikeReplica>Adidas Shirt

Rguby Shirt/Jerseyは元々長いのである、この点は好感


野望

 

 

今回Authenticを入手した事で、袖の短いレプリカは無用な存在になった

しかし、ある利用方法を思いついた

99-01モデルに襟の前立ての黄色い部分を「移植」するのである!

*01-03の前立て白ラインは上から縫ってあるだけなので外せる

このモデルも本来前立てが黄色のはずが、レプリカでは緑になっている・・・

もちろん自分で行うのでは無くリフォームショップに出すのだが、我ながら名案である!

・・・しかし、スケールの小さな野望だ!

 

 

05/11/13


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